【上海IPO】機能性部品製造の蘇州可川電子科技、初値が公開価格を20%上回る41.62元

バッテリーやノートパソコン、光学製品の機能性部品を製造する蘇州可川電子科技(603052/上海)が10月11日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格34.68元に対し、初値は20.01%高い41.62元だった。取引開始後さらに値上がりし、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.00%高の49.94元だった。
同社は2012年設立の民営企業で、18年に株式会社化した。機能性部品の設計、開発、生産、販売を主業務としている。同社が扱う機能性部品はコンシューマー電子製品や新エネルギー自動車向けバッテリーのセルやパック、ノートパソコンの構造部品、拡散板・ウィンドウフィルム・遮光テープなどディスプレイや防護ガラスなどに用いられる光学部品。寧徳時代、アップル、レノボ、サムスン電子、華為科技、北京汽車、上海汽車、BMW、蔚来、テスラなど多くの国内外著名メーカーを顧客に持つ。
21年12月期の売上高は7億4992万元(前期比33.99%増)、純利益は1億376万元(同34.24%増)。22年1〜6月期の売上高は4億2015万元(前年同期比70.49%増)、親会社株主に帰属する純利益は7846万元(同69.57%増)。
新規上場に伴い調達予定の5億2796万元は(約107億円)、約66%の3億5050万元を機能性部品生産拠点建設プロジェクトに、約7%の3745万元を研究センタープロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
バッテリーやノートパソコン、光学製品の機能性部品を製造する蘇州可川電子科技(603052/上海)が10月11日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格34.68元に対し、初値は20.01%高い41.62元だった。取引開始後さらに値上がりし、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.00%高の49.94元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-11 20:30