レノボの23年3月期中間決算は売上高が微減も純利益は増加、非パソコン事業が安定経営の支えに

 パソコン世界大手の聯想集団<レノボ・グループ>(00992/香港)が2023年3月期の中間決算を発表した。前年同期比で売上高が若干減少した一方で、当期純利益は5%程度の増加となった。  22年4〜9月期の売上高は340億4500万米ドルで、前年同時期の347億9800万ドルから2.16%減少した。純利益は10億9300万ドルで、前年同時期の10億4200万ドルから4.89%増加した。売上総利益率は16.9%で、前年同時期より0.1%上昇した。  当期の経営状況について同社は、為替レートの変動、世界的なインフレ、消費意欲の減退、不安定な地政学的情勢などのネガティブな要素が重なる中で前年同時期とほぼ同水準の売上を実現、為替レートの影響を取り除いた売上高は前年同期比4%の増加となったとした。  また、非PC各事業の強みが持続的な成長を支えているとし、ソリューション&サービス事業の利益が前年同期比27%増、インフラストラクチャーソリューション事業は売上高が同24%増となり、スマート設備事業もハイエンド製品市場が好調だったとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
パソコン世界大手の聯想集団<レノボ・グループ>(00992/香港)が2023年3月期の中間決算を発表した。前年同期比で売上高が若干減少した一方で、当期純利益は5%程度の増加となった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-11-03 23:30