【深センIPO】ノート・タブレットPCなどODM生産の深セン市億道信息が31日に公募開始、3511万株発行予定

 深セン証券取引所のメインボードへの上場を目指す、深セン市億道信息(001314/深セン)が1月31日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3511万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。  同社は深セン市弘億教育科技有限公司として2008年設立した民営企業で、15年に株式会社化して現社名となった。ノートパソコン、タブレットパソコン、防塵防水強化端末などスマートデバイスのODM方式による研究開発、設計、生産、販売を主業務としている。世界のコンシューマーエレクトロニクス製品メーカーやシステムインテグレーション企業など向けに、カスタマイズ化された製品プランデザイン、材料の調達管理、生産と一貫したサービスを提供する。高い設計開発能力、クイックレスポンス力、充実した品質マネジメントシステム、豊富な材料供給源などを強みとしており、TCL、長城科技、藍晨、陽華集団など中国内外の企業を顧客に持ち、中国本土の他に香港、ドイツ、フランス、英国、フィンランド、ブラジルなど80あまりの国・地域向けに販売している。  18〜20年における同社ノートパソコン本体出荷数のODM市場全体に占める割合は0.2%前後、タブレットパソコン本体出荷数のODM市場に占める割合は0.1%前後。20年における防塵防水強化タブレットパソコンの世界市場シェアは3.09%、防塵防水強化ノートパソコンの世界市場シェアは0.54%、防塵防水強化ハンディターミナル型パソコンの世界市場シェアは0.19%である。  21年12月期の売上高は33億9150万元(前期比77.45%増)、純利益は2億2695万元(同23.18%増)。22年12月期の業績予測は売上高は27億3500万〜30億6500万元(前期比9.63〜19.36%減)、親会社株主に帰属する純利益は1億9000万〜2億1400万元(同5.71〜16.28%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所のメインボードへの上場を目指す、深セン市億道信息(001314/深セン)が1月31日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3511万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-01-28 20:00