イオン香港の22年12月期通期は赤字縮小、2.3〜2.7億香港ドルの赤字見込み

イオンストアーズ香港(00984/香港)が2月7日、22年12月期通期の業績予告を発表し、前期に比べて赤字額が縮小する見込みであることを明らかにした。
業績予告によれば、22年12月期の会社株主に帰属する純損益は約2億3000万〜2億7000万香港ドルの赤字で、4億7000万ドルの赤字だった前期から赤字額が42.56〜51.06%減少する見込みだ。
赤字縮小の要因について同社は、小売市場全体が疲弊する中で製品ラインナップの調整、店舗ネットワークの最適化、市場での宣伝強化、デジタル化の加速、システムの最適化、フローの簡素化などの措置を講じて全体的な経営効率を向上させたこと、トップバリュなど自社ブランド商品の売上比率上昇、直輸入商品の種類増、商品の組み合わせの最適化と充実によって売上総利益率が改善したことを挙げた。
また、グループにおける香港事業収益が過去2番目に高い水準に達したとし、市場のニーズに合わせてイオンスタイルやフランチャイズ契約をしているダイソーやコメダ珈琲、ライフスタイル専門店ものものなど各種業態の店舗を積極的に出店するとともに、香港政府による消費クーポン発行の商機を積極的に利用して収益が高まったと説明。このほか、当期に認識された使用権資産や固定資産、のれんの減損損失総額が、前期に比べて少なかったことも、赤字縮小の要因の一つとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
イオンストアーズ香港(00984/香港)が2月7日、22年12月期通期の業績予告を発表し、前期に比べて赤字額が縮小する見込みであることを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-07 23:00