通信部品メーカーの摩比発展、22年12月期通期は赤字幅が大幅縮小の見通し

通信部品メーカーの摩比発展<MOBIデベロプメント>(00947/香港)が2月17日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、前期に比べて赤字額が大幅に縮小する見通しを示した。
業績予告によれば、22年12月期通期の純損益は1億人民元超の赤字で、3億元超の赤字だった前期から赤字額が大幅に縮小する見込みだ。
赤字見込みの要因について同社は、中国国内の主要通信プロバイダーによる5Gネットワークアンテナ線製品の集中調達が遅延してで売上と利益に影響したこと、中国内外で新型コロナの感染拡大が繰り返し発生し、モバイルネットワーク建設ニーズが鈍化したこと、原材料価格の上昇により一部製品の売上総利益率が低下したことなどを挙げた。一方で、コストの管理を強化し、全体的な収益性を高めたことで赤字額の縮小を実現したとしている。
同社は内部構造の再編、従業員の最適化を通じて意思決定、部門間コミュニケーション、実際の業務執行の効率を一層高めることに成功。今後については、中国本土および世界の市場において特に5Gネットワークや新事業分野を始めとする電気通信業の成長に対して明るい見通しを示している。
21年12月期の売上高は6億6138万元(前期比25.23%減)、純損益は3億2970万元の赤字(同11.06倍の赤字増)。22年1〜6月期の売上高は3億2332万元(前年同期比22.83%増)、純損益は5304万元の赤字(同7.87%の赤字減)。(イメージ写真提供:123RF)
通信部品メーカーの摩比発展<MOBIデベロプメント>(00947/香港)が2月17日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、前期に比べて赤字額が大幅に縮小する見通しを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-17 22:00