百盛商業集団の23年1〜3月期は、若干の減収もコスト改善で黒字転換

中国のデパート大手、百盛商業集団<パークソン>(03368/香港)が5月18日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績を発表した。売上高が若干の減少となった一方で、黒字に転換した。
23年1〜3月期の売上高は28億7726万人民元で、前年同時期の28億9557万元から0.63%減少した。売上の内訳は、テナント販売が16億8853万元(前年同期比0.57%減)、直接販売は6億4282万元(同2.23%減)となった。既存店の売上高は前年同期比で約0.6%増加している。
当期純損益は2285万元の黒字で、前年同時期の2892万元の赤字から黒字に転換した。会社株主に帰属する純損益も1989万元の黒字となった。前年同期比で売上高が若干減少した一方で、不採算事業の整理などにより営業コストが10億182万元と4.19%減少したことで収益性が改善した。
同社は23年3月31日現在で中国29都市およびラオスで百盛ブランドの百貨店、ショッピングモール、アウトレットモール、スーパーマーケットなど43店舗を、上海市など2カ所で百盛優客城市広場を運営している。
22年12月期の売上高は37億4866万元(前期比20.89%減)、純損益は1099万元の赤字(前期は3億2355万元の黒字)だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国のデパート大手、百盛商業集団<パークソン>(03368/香港)が5月18日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績を発表した。売上高が若干の減少となった一方で、黒字に転換した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-05-20 22:15