三住トラスト、ウエルスアドバイザーは「オーバーウエート」継続、２５年３月期は中計のＲＯＥ目標を達成

　三井住友トラストグループ <8309> に対し、ウエルスアドバイザーは２６日付でリポートを公表した。投資判断は「オーバーウエート」（強気）継続した。想定株価レンジは５０００－５５００円としている。 　２５年３月期の実質業務純益は３６２０億円（２４年３月期は３３８６億円）と、会社計画（３４００億円）も上回った。２６年３月期の業績予想は、実質業務純益３７００億円（２５年３月期比７９億円増）、親会社株主純利益２８００億円（同２２３億円増）と過去最高益を更新する見通し。業績のモメンタムは引き続き強い。 　普通株式等Ｔｉｅｒ１（ＣＥＴ１）比率（バーゼル３最終化完全実施ベース）の目標は「安定的に１０％以上」としており、２５年３月期末時点は１０．６％（公表済自己株式取得考慮後　１０．４％）と目標を上回る。今後も積極的な資本活用とともに、自己株の取得や配当の増額が期待される。