63カ月ぶりに資金流出に転換、「バランス」「先進国株式」が資金流出に転じる=DC専用ファンド(2026年2月)

 DC専用ファンドの2026年2月の純資金流出入額(速報値)は約151億円の資金流出超過になった。資金流出超過は2020年11月(約193億円の流出)以降63カ月(5年3カ月)ぶり。資金流入額のトップは「国内株式」の約253億円で前月の約270億円から微減だった。「新興国株式」も約56億円の流入額だった。一方、資金流出は「バランス」が約211億円でトップ。前月は約80億円の資金流入だった。「先進国株式」も約175億円の資金流出に転じた。「先進国株式」が資金流出になったのは2025年4月(約104億円)以来10カ月ぶり。その他、「国内債券」「先進国債券」「新興国債券」「REIT」が資金流出だった。  DC専用ファンド全体の純資産総額は約18兆6965億円と前月から約7730億円増加して前月に続いて史上最高を更新した。純資産総額の内訳は、株式ファンド60%、債券ファンド9%、バランスファンド29%という割合で、前月と同じだった。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない) ■資金流入額トップは「野村 新興国株式インデックスF(確定拠出年金)」  DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングのトップは前月第3位だった「野村新興国株式インデックスF(確定拠出年金)」が上がった。前月トップの「野村 外国株式インデックスF(確定拠出年金)」第2位に後退。前月第2位だった「One DC国内株式インデックスファンド」は第3位に下がった。第4位以下は「三菱UFJ DC年金インデックス(国内株式)」、「DC全世界株式インデックス(オール・カントリー)」、「DCニッセイ国内株式インデックス」、「大和住銀DC日本バリュー株ファンド」、「野村 国内株式インデックスファンド(確定拠出年金)」、「DC・ダイワ・バリュー株・オープン」の順になった。  ランキングの第2位に「野村 外国株式インデックスF(確定拠出年金)」が残ったものの、その他の先進国株式インデックスファンドはトップ10圏外に落ち、代わりに、国内株インデックスファンドと全世界株インデックスファンドがトップ10に多くランクインするようになった。 ■トータルリターン1位は5カ月連続で「DCダイワ 中小型株ファンド」  個別ファンドの過去1年間のトータルリターンランキングトップは、4カ月連続で「DCダイワ中小型株ファンド」(上昇率95.58%)になった。第2位は前月第3位の「野村DC日本株式アクティブファンド」(同81.57%)。第3位は前月第5位の「ノムラ・ジャパン・オープン(確定拠出年金)」(81.50%)になった。前月第2位だった「DCファンダメンタル・バリューF」(同79.24%)は第5位に後退し、第4位には「野村 国内株式アクティブ(確定拠出年金)」(81.47%)が入った。トップ5は全て国内株ファンドだが、目を見張るような運用成績になっている。 ◆iDeCo新規加入者数は4万人の大台を1年ぶりに回復  国民年金基金連合会が3月2日に発表したiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の業務状況によると2026年1月の新規加入者数は4万8172人で前年同月比0.9%増、加入者総数は386万5572人になった。月間新規加入者数は4万人の大台に乗せたのは2025年1月以来1年ぶり。なお、従業員のiDeCoに企業が上乗せ拠出をするiDeCo+(イデコプラス:中小事業主掛金納付制度)は、実施事業所数は9766事業所、対象従業員数は6万2236人になった。  1月の新規加入者の内訳は、第1号加入者は5255人(前月4068人)と前年同月比31.5%増、第2号加入者は4万1370人(前月2万9808人)と同2.0%減、第3号加入者は1189人(前月952人)と同2.9%減になった。第2号加入者の中で、「企業年金なし」の新規加入者が2万6604人(前月1万9673人)。「企業年金あり」が6710人(前月4925人)。共済組合員(公務員)の新規加入者は8056人(前月5210人)だった。
DC専用ファンドの2026年2月の純資金流出入額(速報値)は約151億円の資金流出超過になった。
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2026-03-11 10:45