割高で警戒されていた「AI・半導体」が再び市場のけん引役に浮上=ネット証券の投信積立契約件数ランキング26年4月

 大手ネット証券3社の投信積立契約件数ランキング(月次)2026年4月のトップ4は前月と同じだった。トップに「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(愛称:オルカン)、第2位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、第3位に「iFreeNEXT FANG+インデックス」、第4位が「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」だった。同ポイントの第4位に「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」が上がった。また、トップ10圏外から第7位に「野村 世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」、第9位に「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド<購入・換金手数料なし>」がランクインした。  ランキングは、定期的に月次の投信積立契約件数トップ10を公表しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の公開情報を使用。各社ランキング1位に10点、以下、順位が落ちるたびに1点を減点し、第10位を1点として、3社のランキング10位までのファンドの点数を集計した。 ◆「日経平均」は16%超、「NASDAQ総合」は15%超の上昇  4月の世界の株式市場は、イラン紛争によって動揺した3月からは一転して全般に戻り歩調をたどった。特に、米国株と日本株の戻りは力強く、それぞれ4月半ばから史上最高値の水準にまで上昇した。米国株は「S&P500」が4月の月間で10.42%高と2ケタの上昇となり、「NASDAQ総合」は15.29%と大幅高となった。中でも、大型株で構成された「NASDAQ100」は15.64%の上昇となり、2002年10月以来、約23年半ぶりの月間上昇率になった。国内株式は「日経平均株価」が16.10%高、「TOPIX(東証株価指数)」も6.56%高となった。「日経平均株価」の16%高は2025年10月の16.64%高以来の上昇率だった。「日経平均株価」の2025年10月の上昇率は、1990年10月の20.07%高以来35年ぶりの上昇率だった。  一方、英国「FTSE100」は1.99%高と横ばい、ドイツ「DAX」は7.11%高と堅調だった。新興国市場では中国の「上海総合指数」が5.66%高、インドの「SENSEX30」は6.90%高としっかりしていた。 ◆日米株価の上昇を支える「AI・半導体株」  4月に日米の株価が大きく上昇したのは、AI、および、半導体関連株が大きな値上がりになったためだ。「日経平均株価」の上昇で寄与度が大きかったのは、アドバンテスト、レーザーテック、イビデンなどAI・半導体関連の中心銘柄とされる銘柄群だった。米国においても「NASDAQ100」の上昇をけん引したのは、ウエスタンデジタル、シーゲートテクノロジー、インテルといったストレージ(記憶媒体)関連銘柄だった。この他にもアプライド・マテリアルズ、ASML、エヌビディア、マイクロソフト、アルファベットなどAI・半導体関連株が堅調に推移して指数の上昇を支えた。これらのAI・半導体関連株は2025年末までの上昇相場をリードした銘柄群であり、2026年に入ってからは割高感が警戒されて敬遠される傾向が出ていた。再び市場のけん引役に戻るのか、今後の動向が注目される。
大手ネット証券3社の投信積立契約件数ランキング(月次)2026年4月のトップ4は前月と同じだった。
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2026-05-07 23:30