クラボウは久々の陽線動意足、インフルエンザ関連で有望

  クラボウ <3106> は、186円と続伸している。本日27日、厚生労働省は、インフルエンザの定点あたり報告数が1.39となり、流行開始の目安としている1.00を上回ったことから、今年もインフルエンザが流行シーズンに入ったと発表。インフルエンザ関連として騰勢を強め、低位材料株物色の流れに乗る可能性があり短期的に注目したい。   同社の繊維事業部と国立大学法人 広島大学大学院医歯薬学総合研究科の二川浩樹教授が開発した、インフルエンザウイルスなどを不活化する機能を持つ固定化消毒成分「イータック」を活用した抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」が注目される。クレンゼは、環境や天候に影響を受けず、加工後からウイルスを不活性化。素材の風合いを維持しながら高い耐久性と、抗ウイルス機能の持続性を実現。口腔衛生用抗菌剤をベースにしているため高い安全性があり、クレンゼを活用したドクターコート、マスク、抗菌スプレーが、改めて市場の関心を集めると期待される。   2014年3月期業績予想は、繊維事業の原糸及びカジュアル分野、化成品事業の自動車内装材向け軟質ウレタンフォームの販売好調に加え、為替差益の発生が寄与し、売上高1600億円(前年同期比8.9%増)、営業利益32億円(同19.8%増)、経常利益36億円(同59.5%増)、純利益18億円(同2.1倍)と大幅増益を見込む。年間配当は5円を予定している。   株価は、5月22日につけた年初来の高値203円から6月27日安値148円まで調整。その後、9月4日安値155円、10月8日安値161円、11月6日安値166円と下値を切り上げる形で12月3日高値186円と上昇。今月もみ合っていたが、目先の売り一巡感から切り返す動き。消費増税を睨んだ駆け込み需要で戸建て向け発泡断熱材に対する期待感も下支え、PBR0.53倍と割り負け、配当利回りは2.6%と利回り妙味もソコソコあり出遅れ感がある。高値奪回から一段高へ向かう場面も期待されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
クラボウは、186円と続伸している。本日27日、厚生労働省は、インフルエンザの定点あたり報告数が1.39となり、流行開始の目安としている1.00を上回ったことから、今年もインフルエンザが流行シーズンに入ったと発表。
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2013-12-29 07:15