日経平均は112円高、09年7月以来の9連騰

  大納会となる30日の日経平均株価は前日比112円37銭高の1万6291円31銭と9日続伸し、終値としては07年11月以来の高値を付けた。日経平均の9日続伸は09年7月の14-27日(9日続伸)以来。年足では2年連続で陽線を形成した。   先物への断続的な買いをけん引役に上値を追った。ドル・円が105円台で推移したことが相場を支えたほか、少額投資非課税制度(NISA)の開始による資金流入で年始高を期待した買いも入ったとの見方もある。   業種別では、国際石油開発帝石 <1605> 、JXホールディングス <5020> など石油関連株が高く、三菱商事 <8058> など商社株も上昇。三井不動産 <8801> など不動産株や、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など銀行株も物色された。大豊建設 <1822> 、熊谷組 <1861> などゼネコン株の一角も買われ、ミクシィ <2121> 、エイチーム <3662> などゲーム関連株も堅調。タカラバイオ <4974> などバイオ株も活況だった。   個別では、14年2月期第3四半期で営業益2倍のトライステージ <2178> が急騰。第3四半期で高進ちょく率のDCMホールディングス <3050> も引き締まった。日本電工 <5563> と株式交換で経営統合を発表した中央電気工業 <5566> も高い。国内証券による投資判断の引き上げが観測されたマツモトキヨシホールディングス <3088> も買いが先行した。   一方、農薬検出による自主回収を発表したマルハニチロホールディングス <1334> は売りが先行。4―12月期で営業益3%減と報じられた日本製紙 <3863> も軟調だった。14年2月期第3四半期で営業益26%減のアダストリアホールディングス <2685> も弱含みで推移した。(編集担当:宮川子平)
大納会となる30日の日経平均株価は前日比112円37銭高の1万6291円31銭と9日続伸し、終値としては07年11月以来の高値を付けた。
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2013-12-30 14:45